「Xperia 1 IVって、あまり売れてないって本当?」「発熱問題があるって聞いたけど、今買っても大丈夫?」
そんな疑問を持ってこの記事にたどり着いた方も多いでしょう。
確かに、Xperia 1 IVは発売当初から「売れない」「不評」といった声が少なくありませんでした。でも、それは製品自体が「ダメ」だからでしょうか?それとも、何か別の理由があるのでしょうか?
この記事では、Xperia 1 IVがなぜ「売れない」と言われるのか、その理由を客観的な事実をもとに解説していきます。購入を検討している方、中古で狙っている方にとって、判断材料になる情報を整理しました。
Xperia 1 IVが「売れない」と言われる3つの理由
Xperia 1 IVが「売れない」「不人気」と言われる背景には、大きく分けて3つの理由があります。
Snapdragon 8 Gen 1の採用による発熱問題
Xperia 1 IVに搭載されているプロセッサは「Snapdragon 8 Gen 1」です。このチップは、2022年のハイエンドAndroidスマホに多く採用されていたものですが、発熱と消費電力の大きさが課題として知られていました。
具体的には、次のようなシーンで影響が出やすいとされています。
- 長時間のゲームプレイ
- 4K動画の長時間撮影
- 高負荷のアプリを連続で使用する場合
こうした状況では、発熱を抑えるためにパフォーマンスが制限される「サーマルスロットリング」が発生することがありました。ユーザーからは「思ったより動作がカクつく」「カメラを使っていると熱くなる」といった声が寄せられています。
ただし、通常のWeb閲覧やSNS、動画視聴といった使い方では、そこまで気にならないという意見もあります。使い方によって評価が分かれるポイントです。
発売当初の価格設定が高すぎた
もう一つの大きな理由は、価格です。
日本向けのSIMフリーモデルは、発売当初ソニーストア価格で17万4,900円〜(メモリ16GB/ストレージ512GBモデル)という設定でした。この価格帯は、当時のハイエンドスマホの中でも特に高価な部類に入ります。
高性能なカメラや4Kディスプレイなど、コストがかかる理由は理解できるものの、一般のユーザーが手を出しやすい価格ではありませんでした。同じ価格帯にはGalaxy S22 UltraやiPhone 14 Proといった強力な競合がひしめいており、その中でXperia 1 IVを選ぶメリットが明確に見えづらかったのも事実です。
ニッチなターゲット層に特化しすぎている
ソニーのXperiaシリーズは、もともと「こだわり派」向けの製品づくりが特徴です。Xperia 1 IVもその例外ではなく、以下のような独自の特徴を持っていました。
- シネマスコープ(21:9)のワイドディスプレイ
- 4K解像度の有機ELパネル(120Hz対応)
- 光学可変ズームを搭載したカメラシステム
- 3.5mmイヤホンジャック
- microSDカードスロット
これらの機能は、映画好き、カメラマニア、オーディオファンなど、特定の趣味を持つユーザーには刺さるものの、多くの一般ユーザーにとっては「オーバースペック」に映りました。その結果、市場全体のニーズからはやや外れた「マニア向け」のポジションとなり、販売台数が伸び悩んだと考えられます。
Xperia 1 IVの基本スペックをおさらい
ここで、Xperia 1 IVの基本的なスペックを確認しておきましょう。あくまで公式情報に基づいた内容です。
- ディスプレイ: 6.5インチ 4K HDR 有機EL(21:9ワイド)、リフレッシュレート120Hz
- プロセッサ: Snapdragon 8 Gen 1
- メモリ(RAM)/ストレージ(ROM): SIMフリーモデルは16GB/512GB、キャリアモデルとは仕様が異なります
- リアカメラ: 1200万画素×3(16mm超広角 / 24mm広角 / 85-125mm光学可変望遠)
- バッテリー容量: 5000mAh、30W急速充電対応
- サイズ・重量: 約165×71×8.2mm、約185g
- 防水・防塵: IPX5/IPX8等級
- その他: 3.5mmイヤホンジャック、microSDカード対応(最大1TB)
特に注目すべきは、光学可変ズームを搭載したカメラと、4K解像度で120Hz駆動するディスプレイです。これらのスペックだけを見れば、現在でも十分にハイエンドクラスと言えます。
売れないと言われるけど、Xperia 1 IVの本当の評価は?
ここまでネガティブな理由を挙げてきましたが、Xperia 1 IVにはもちろん優れた点も多くあります。
評価できるポイント
① 唯一無二のディスプレイ体験
21:9のワイド画面は、映画やドラマを鑑賞するのに最適です。上下の黒帯がほとんど気にならず、没入感がまったく違います。また、4K解像度はディスプレイ上の文字や画像を驚くほど精細に表示します。
② クリエイティブなカメラシステム
「光学可変ズーム」をスマホで実現しているのは、Xperia 1 IVの大きな特徴です。85mmから125mmまでシームレスにズームできるので、ポートレート撮影や遠くの被写体を狙う際に非常に便利です。また、ソニーのα(アルファ)シリーズ譲りのカメラアプリは、設定を細かく調整しながら撮影を楽しみたいユーザーに応えます。
③ 3.5mmイヤホンジャックとmicroSDカード
昨今のスマホでは珍しくなった3.5mmイヤホンジャックとmicroSDカードスロットを両方搭載。有線イヤホンを使いたい方、大容量の音楽や動画ファイルを保存したい方にとっては、大きなアドバンテージです。
購入前に知っておきたい注意点
良い点がある一方で、購入を検討する際には以下の点に注意が必要です。
- 発熱問題は実際にある: 特に高負荷時にはパフォーマンス低下を感じるシーンがあることを理解しておきましょう。
- ソフトウェアアップデートのサポート: 発売から約4年が経過しているため、OSアップデートやセキュリティパッチの提供が近いうちに終了する可能性があります。
- カメラは「プロ向け」の側面が強い: オートで撮るだけでは、他社のハイエンド機のような「誰でも綺麗に撮れる」仕上がりにはなりません。撮影設定を学ぶ楽しさがある一方で、手間をかけたくない人には向いていません。
Xperia 1 IVが向いている人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえ、Xperia 1 IVが「どんな人に向いているのか」「どんな人に向いていないのか」を整理します。
こんな人におすすめ
- 映画や動画コンテンツをスマホで楽しむ時間が長い人
- 有線イヤホンを使い続けたい人
- microSDカードで容量を拡張して使いたい人
- カメラの設定を細かく調整して撮影するのが好きな人
- 今は中古市場で比較的安く手に入るため、コストパフォーマンスを重視する人
こんな人にはおすすめしない
- 最新の3Dゲームを快適に遊びたい人
- バッテリー持ちを最重視する人
- カメラは「オートで綺麗に撮れればそれでいい」という人
- 長期間(3年以上)同じスマホを使い続けたい人(サポート期間の観点から)
- 発熱や動作のもたつきを少しでも気にする人
よくある質問:Xperia 1 IVの気になる疑問
Q. 発熱はどれくらいひどいのですか?
A. 日常的な利用(SNS、Web閲覧、動画視聴)では大きな問題にならないケースが多いとされています。一方、ゲームや4K動画撮影など、スマホに負荷がかかる作業を続けると、パフォーマンスが制限される「スロットリング」が発生しやすいという報告があります。使用環境や個体差もあるため、参考情報として捉えておくとよいでしょう。
Q. 今(2026年)から買っても大丈夫ですか?
A. 新品はほとんど流通しておらず、主な購入手段は中古市場になります。割安で手に入るというメリットがある一方で、バッテリーの劣化やサポート期間の残りが少ないというデメリットも理解したうえで判断する必要があります。こだわりの機能に価値を感じられるかどうかが、購入の分かれ目になるでしょう。
Q. Xperia 1 Vとの違いは何ですか?
A. 後継機種のXperia 1 Vは、プロセッサがSnapdragon 8 Gen 2に変更され、発熱問題が大幅に改善されたと言われています。また、カメラセンサーも新しくなり、画質やオート撮影の性能が向上しています。Xperia 1 IVの「売れない」要因となった弱点を多く解消したモデルとして評価されています。予算に余裕がある場合は、こちらも選択肢に入れて比較してみるとよいでしょう。
まとめ:Xperia 1 IVは「買い」なのか?
Xperia 1 IVが「売れない」と言われる理由は、発熱問題、高すぎた発売価格、ニッチなターゲット設定の3つに集約されます。
しかし、これは製品の完成度が低いというよりは、発売当時の市場環境や価格戦略、そしてソニーらしい「こだわり」が広く受け入れられにくかった側面が強いと言えます。
現在は中古市場で手頃な価格で入手できるケースも多く、以下のような条件に当てはまる方にとっては、十分に「買い」の選択肢になり得るスマホです。
- ソニーの製品哲学や、他にはない独自機能に共感できる
- ディスプレイ品質やイヤホンジャックなど、特定の機能を絶対に譲れない
- 発熱リスクを理解したうえで、自分の使い方なら問題ないと判断できる
購入を検討する際は、発熱問題の実態やサポート期間といったデメリットをしっかり把握し、自分の使い方と照らし合わせて判断することが大切です。
疑問があれば、実際に中古ショップで触ってみたり、販売店に状態を確認したりするのも良いでしょう。この記事が、あなたのXperia 1 IV選びの判断材料になれば幸いです。

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