スマホを買い替えようと思ったとき、気になるのが「どのくらいサクサク動くか」ですよね。
でも、カタログスペックだけ見ても、実際の体感速度ってイメージしづらいものです。
そこで役立つのが「AnTuTu(アンチュウ)ベンチマーク」という指標。スマホの総合性能を数値化してくれるので、機種間の比較がぐっとしやすくなります。
この記事では、2026年6月時点の実機ベンチマークスコアをもとにしたAnTuTuランキングを紹介しながら、スコアの見方や選び方のポイントまで解説していきます。
AnTuTuベンチマークとは?スコアの基本的な見方
AnTuTuベンチマークは、スマホの性能を総合的に測定するアプリです。
CPU(処理性能)、GPU(画像処理性能)、MEM(メモリ性能)、UX(操作応答性)の4つの項目を計測し、合計点で評価します。この総合スコアが高いほど、アプリの起動が速かったり、ゲームがスムーズに動いたりする傾向があります。
とはいえ、スコアはあくまでひとつの目安。実際の使い勝手は、OSの最適化やアプリごとの相性によっても変わってきます。
また、AndroidとiOS(iPhone)ではOSが根本的に異なるため、AnTuTuスコアをそのまま比較することはできません。あくまで同じOS内での相対的な位置づけとして見るのが正しい使い方です。
AnTuTuスコアの動作感覚の目安
スコアを見るときは、総合点だけでなく「どのくらい快適に使えるか」の目安も知っておくと便利です。
実機スコアの蓄積データをもとにすると、以下のような区分が参考になります。
- 総合スコア270万点以上:アプリ操作やゲームも非常にスムーズ。ヌルヌルとした動作感覚が得られます。
- 総合スコア140万点以上:3Dゲームも快適に動作し、普段使いではほぼストレスを感じません。
- 総合スコア70万点以上:日常的なアプリ操作には十分。コストパフォーマンスを重視する方に向いています。
もちろん、これはあくまで目安です。重いゲームをプレイするのか、カメラ性能を優先するのか、使う人の目的によって「必要十分なスコア」は変わってきます。
ハイエンドモデルのAnTuTuスコアランキング
それでは、実際のAnTuTuスコアをもとに、ハイエンドモデルのランキングを見ていきましょう。
ここで紹介するスコアは、各メディアが実機で計測したAnTuTu Ver.11のスコアです。個体差やOSバージョンによって数値が変動することがある点はご了承ください。
【総合スコア1位】 iQOO 15 Ultra
総合スコアは約426万点を記録。現時点でトップクラスの性能を誇ります。
Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、特にCPUとGPUのスコアが突出しています。ゲームや動画編集など、高い処理能力が求められる用途に強いモデルです。
デメリットとしては、日本国内では未発売のため入手が難しい点が挙げられます。もし購入を検討するなら、並行輸入品などになるため、対応バンドやサポート体制を事前にしっかり確認しておく必要があります。
【総合スコア2位】 REDMAGIC 11 Pro
総合スコアは約418万点。ゲーミングスマホとして知られるREDMAGICシリーズの最新モデルです。
こちらもSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、特にGPUスコアが非常に高く、高フレームレートのゲームを快適に楽しめます。アクティブ冷却ファンを内蔵しているのも特徴で、長時間のプレイでも性能を維持しやすい設計です。
iQOO 15 Ultraと同様、日本未発売モデルです。国内での保証や修理対応が受けられない可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。
【総合スコア3位】 Galaxy S26
総合スコアは約398万点。Samsungのフラッグシップモデルです。
日本でも正規販売されており、Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載。カメラ性能やディスプレイの品質も高く、総合力のバランスに優れた一台です。
デメリットは、ハイエンドモデルらしく価格が高めなこと。また、日本向けモデルと海外向けモデルで搭載SoCが異なる場合があるので、購入時は仕様をよく確認しましょう。
【総合スコア4位】 OPPO Find N6
総合スコアは約380万点。折りたたみスマホでありながら、ハイエンドクラスの性能を実現しています。
Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載で、大画面を活かしたマルチタスクや動画視聴が快適です。折りたたみながらゲームを楽しむといった使い方にも対応できます。
デメリットは、折りたたみ構造ゆえにどうしても厚みや重量が増えること。また、価格帯も高めで、購入前に実機で折りたたみの感触を確かめることをおすすめします。
アッパーミドルモデルのAnTuTuスコア
ハイエンドほどではないけれど、性能と価格のバランスが良い「アッパーミドル」クラスのモデルも見てみましょう。
Xiaomi 17 Pro
総合スコアは約353万点。Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しながら、ハイエンドモデルよりは手頃な価格帯に設定されているモデルです。
国内正規版も販売されており、コストパフォーマンスの高さが魅力。ハイエンドに近い性能を、少し抑えた予算で手に入れたい方に向いています。
デメリットは、日本のキャリア対応状況を事前に確認する必要がある点。また、Xiaomi独自のMIUI(インターフェース)の使い勝手が合うかどうかもチェックしておきましょう。
Xiaomi 15T Pro
総合スコアは約279万点。MediaTek Dimensity 9400+を搭載したモデルです。
Snapdragon搭載モデルと比べても十分な性能を持ち、特にマルチコア処理に強みがあります。価格もさらに抑えめで、コストを重視しつつ性能も欲しい方におすすめです。
デメリットとして、MediaTek SoCはSnapdragonに比べてカスタムROMや改造の選択肢が少ない傾向があります。また、アプリやゲームによってはSnapdragon向けに最適化されているものもあるため、その点も考慮しましょう。
Galaxy S25
総合スコアは約234万点。Snapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載しています。
ひとつ前のフラッグシップモデルですが、最新のハイエンドと比べてもまだまだ高性能。価格がこなれてきたタイミングで狙うのも賢い選択です。
デメリットは、最新モデルと比べるとAI処理性能やカメラの進化で差が出ている点。ただ、普段使いやゲームプレイには十分すぎる性能なので、コスパ重視の方にはむしろおすすめできます。
国内メーカーモデルのAnTuTuスコア
日本市場で手に入りやすい国内メーカーのモデルもチェックしておきましょう。
Xperia 1 VII
総合スコアは約201万点。Snapdragon 8 Eliteを搭載したSONYのフラッグシップです。
ディスプレイ品質やオーディオ性能に定評があり、写真や動画のクリエイター向けの機能が充実しています。AnTuTuスコアもハイエンドクラスで、ゲームや高負荷なアプリも快適に動作します。
デメリットは、他のハイエンドモデルと比べてややスコアが控えめな点。ただし、これはSONYの熱設計やバッテリー持ちを重視した調整が影響していると考えられます。スコアだけでなく、総合的な完成度で評価するのが良いでしょう。
Pixel 10 Pro
総合スコアは約166万点。Google Tensor G5を搭載しています。
スコアだけ見るとハイエンドよりは控えめですが、Google独自のAI処理やカメラ演算に最適化されているのが特徴です。特に写真処理や音声認識などの体験は、スコア以上の快適さを感じられます。
デメリットは、重い3DゲームではハイエンドSnapdragon搭載モデルに劣る場合があること。ゲームをメインで楽しみたい方よりは、カメラやGoogleサービスをよく使う方に向いています。
AQUOS R9 pro
総合スコアは約149万点。Snapdragon 8s Gen 3を搭載したSHARPのハイエンドモデルです。
国内メーカーらしく、防水・防塵性能やおサイフケータイ対応がしっかりしているのが強み。日常使いからゲームまでカバーできるバランスの良いスペックを持っています。
デメリットは、海外メーカーのハイエンドと比べるとスコアで差が出ている点。ただ、実際の使用感としては十分快適で、特に国内キャリアとの相性の良さは大きなメリットです。
【参考】iPhone 17 Pro MaxのAnTuTuスコア
参考までに、iPhone 17 Pro Maxのスコアも見ておきましょう。
総合スコアは約254万点で、A19 Proチップを搭載しています。数値だけ見るとAndroidハイエンドに匹敵する水準です。
ただし、前述の通りAndroidとiOSはOSが異なるため、スコアの単純比較はできません。あくまで「iPhoneの中での性能」として見るのが正しい理解です。
iPhoneを検討している方は、Androidのスコアと比べるより、iOSのアプリ動作やエコシステムの使いやすさを重視して選ぶとよいでしょう。
AnTuTuスコアだけでスマホを選んではいけない理由
ここまでAnTuTuスコアを中心に見てきましたが、スコアだけでスマホを決めるのはおすすめしません。
スマホ選びで大切なのは、スコア以外にもたくさんあります。
- カメラの画質や機能:写真や動画をよく撮るなら、スコアよりカメラ性能が重要です。
- バッテリー持ち:ハイスコアなモデルは高性能な分、消費電力も大きくなりがちです。
- デザインや持ちやすさ:毎日使うものだからこそ、手に馴染むかどうかは大きなポイント。
- 価格とのバランス:自分に本当に必要な性能はどこまでなのか、予算と照らし合わせて考えましょう。
- キャリア対応や保証:日本で快適に使えるか、サポートが受けられるかも確認必須です。
AnTuTuスコアは「性能の切り口」のひとつ。それを踏まえたうえで、自分の使い方や優先順位に合わせて総合的に選ぶのが、後悔しないスマホ選びのコツです。
よくある疑問
Q. AnTuTuスコアはどのくらいあれば快適に使えますか?
日常的なアプリ操作(SNS、動画視聴、ブラウジング)なら総合スコア70万点以上あれば十分快適です。重い3Dゲームを楽しみたいなら140万点以上、さらにヌルヌルした動作を求めるなら270万点以上が目安になります。
Q. 同じSoCでも機種によってスコアが違うのはなぜですか?
搭載するメモリの速度や冷却性能、メーカー独自のチューニングによってスコアは変わります。同じSnapdragon 8 Elite Gen 5でも、放熱設計がしっかりしたモデルほど高いスコアを維持しやすい傾向があります。
Q. 最新のハイエンドスマホはどれを選べばいいですか?
ゲーム重視ならREDMAGIC 11 Pro、総合力ならGalaxy S26、国内メーカーで安心したいならXperia 1 VIIやAQUOS R9 proが選択肢になります。ただし、日本未発売モデルはサポート面で注意が必要です。
まとめ:AnTuTuスコアを参考に、自分に合った一台を選ぼう
今回は、AnTuTuベンチマークスコアをもとにしたスマホの性能ランキングを紹介しました。
- 現時点でトップスコアを記録しているのはiQOO 15 Ultra(約426万点)やREDMAGIC 11 Pro(約418万点)
- 日本で手に入りやすいモデルではGalaxy S26(約398万点)やXperia 1 VII(約201万点)が高い性能を持つ
- iPhone 17 Pro Max(約254万点)は別OSのため、Androidと単純比較はできない
ただし、繰り返しになりますが、スコアはあくまで判断材料のひとつです。
カメラの写り、バッテリーの持ち、デザイン、価格、そして実際に手に取ったときの感触。そういった総合的な視点で、自分にとっての「ベストな一台」を見つけてください。
AnTuTuスコアを参考にしながら、ぜひあなたにぴったりのスマホ選びを楽しんでくださいね。

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