本当は教えたくない、とっておきのクレヨンの選び方。【プロが本気で比較】
こんにちは。
「子どもにクレヨンを買ってあげたいんだけど、種類が多すぎてどれがいいのかわからない…」
そんな悩み、めちゃくちゃよく聞くんです。
パッケージも可愛いし、値段もピンキリだし、安全性とか発色とか言われても、実際に全部試すわけにもいかないですよね。
今回はそんなあなたのために、画材のプロの視点から「本当にいいクレヨン」を本気で比較してみました。
ベビー用から本格派まで、目的別にがっつり紹介していきます。読み終わる頃には、「あ、これで間違いないんだ」と納得してもらえるはずです。
結局「いいクレヨン」って何が違うの?基礎知識編
まずは大前提。クレヨンって、見た目はどれも似ているけど、実は中身がまったく違います。
「いいクレヨン」と呼ばれるものには、ちゃんと理由があるんです。選ぶときに絶対にチェックしたい3つのポイントを、ざっくり解説しますね。
素材の違い:「蜜蝋(みつろう)」が鍵
クレヨンの主成分は顔料とワックス、そして油脂です。
ここで注目したいのが、ワックスの種類。
安価なクレヨンに多いのは、石油由来のパラフィンワックス。
これはこれで発色がクリアなものもあるんですが、折れやすかったり、紙にベタッとついて伸びにくかったりするものも。
一方、高品質なクレヨンには蜜蝋や植物性ワックスが使われています。
これが入っていると、描き味が段違いになめらかになるんです。まるで柔らかいバターを紙の上で滑らせているような感覚。混色やぼかしも思いのままです。
ちなみに蜜蝋には自然なツヤと、ほのかに甘い香りがあるのも特徴。五感で楽しめるんですよね。
安全性:口に入れても大丈夫?
特に小さなお子さんがいる家庭では、ここが一番気になりますよね。
結論から言うと、「口に入れても大丈夫」をうたうクレヨンは、主に赤ちゃん向けのものです。
「誤飲しても安全」というのは、多くの場合、原料が食品と同じ基準で作られていることを指します。たとえば、ライスワックス(米ぬか)や蜜蝋、食用顔料を使ったもの。
また、のどに詰まらせないように、太くて短い形になっているのも特徴です。
ただし、注意点。
「安全」だからといって、おやつ代わりに舐め続けさせるのはもちろんNGです。「万が一、口に入れてしまっても重大な事故になりにくい」という安心材料として捉えてください。
描き味と発色:ストレスなく描けるかどうか
「子どもがすぐに『描けない!』って怒っちゃうんです…」
これ、結構あるあるじゃないでしょうか。
原因はたいてい、クレヨンが硬すぎて色がうまく乗らないことです。
いいクレヨンは、軽い力でスルスルと濃く発色します。これって、子どもの「もっと描きたい!」という意欲に直結する、すごく大事なポイント。
柔らかすぎるとポロポロとカスが出やすいですが、高品質なものは折れにくく、それでいて芯がなめらか。その絶妙なバランスが、創作のストレスをなくしてくれます。
プロが教える、失敗しないクレヨンの選び方【目的別 3 選】
「いいクレヨンが欲しいのはわかった。でも、結局うちの子にはどれ?」
はい、ここからが本番です。年齢と目的別に、イチ押しの3タイプを紹介します。
1. 「とにかく安全第一」のベビー期(0~2歳)
なんでも口に入れてしまう時期は、やっぱり安全第一。色がつくこと自体が楽しい時期でもあるので、発色の強さよりも素材の安心感を最優先で選びましょう。
こういう時期に選ぶクレヨンは、原材料がシンプルで、食品レベルのものに限定されます。万が一ソファや壁に落書きされても、比較的落としやすいものが多いのも救いですね。水ぶきでサッと消せるタイプを謳っているものがおすすめです。
2. 「描く楽しさ」を広げる幼児期(3~6歳)
手先が器用になってきて、線や丸が描けるようになる黄金期。
この時期に使うクレヨンで、子どもの創作意欲はグンと変わります。
重視したいのは「発色の良さ」と「折れにくさ」。
お絵かきに慣れてくると、面を塗りつぶしたり、色を重ねたりするようになりますよね。ここで安いクレヨンを使うと、色が混ざって濁ったり、紙がヨレヨレになったりして、子どもが挫折しちゃうんです。
少しだけお金をかけて、蜜蝋入りのクレヨンにステップアップする絶好のタイミング。大人が一緒に落書きしても、気持ちよすぎてハマりますよ。
3. 「色彩感覚」を磨く小学生以上
「もっといろんな色を使いたい」「本格的な絵を描いてみたい」
そんな声が出てきたら、色数を増やすか、プロ仕様の画材に近いクレヨンに挑戦する段階です。
このレベルになると、12色や24色の標準セットでは物足りなくなります。
ポイントは、「重ね塗り」と「混色」の自由度。
柔らかいクレヨンは、油絵のような厚塗りも表現できます。また、描いた後に指や布でこすることで、微妙なグラデーションやぼかしが作れるため、表現の幅が一気に広がるんです。
このあたりになると、大人の塗り絵趣味にも最高の相棒になりますよ。
【比較一覧】おすすめクレヨンの特徴を徹底解説
ここでは、前述した3つのステージに分けて、具体的なクレヨンの特徴を深掘りしていきます。自分たちにぴったりの1本(いや、1箱)を見つけてください。
ベビーに最適な口に入れても安心なタイプの真実
ベビー向けクレヨンの代名詞といえば、やっぱり「みつろう」や「お米」のクレヨンです。
こういったクレヨンの最大の強みは、成分表示を見たときの親御さんの安心感。香料や余計な可塑剤を使っていないので、赤ちゃんが舐めても焦らずに済みます。
実際に使ってみると、一般的なクレヨンと比べて発色はやや控えめです。ですが、それは顔料の濃度を極限まで安全なレベルに落としているから。まだ「色を塗る」というより「触って、握って、なめて」感覚を楽しむ時期なので、これで十分なんです。
柔らかくてカスが出にくいので、握力の弱い赤ちゃんでも簡単に線が出ます。
幼児の想像力を爆発させる蜜蝋クレヨンとは?
3歳を過ぎたら、ぜひ一度は試してほしい蜜蝋クレヨン。
一番の違いは、その透明感のある発色です。色を重ねても濁らず、むしろ深みが増す感じ。パラフィン系のクレヨンが「絵の具で塗ったベタ塗り」なら、蜜蝋は「ステンドグラスのような光沢」とでも言いましょうか。
これ、ブロック状になっているものも多く、手のひら全体で握って大胆に塗ることも、角を使って細かい線を描くこともできます。三角や四角の形が、自然と正しい鉛筆の握り方への導入になる、という声も。誤って落としても折れにくいので、長く使えます。お値段は少し張りますが、その価値は十分にあります。
プロも唸る本格派。透明度と伸びにこだわるなら
「子どものため」と言いつつ、自分の塗り絵にも使いたい(笑)。そんな大人の欲求にも応えてくれるのが、プロ用の画材メーカーから出ているクレヨンです。
ここまで来ると、ほぼ「油絵具のスティック版」。
紙の上で色を混ぜたり、先の尖ったヘラで削って質感を出したりと、もはや表現のツール。
こういったクレヨンの特徴は、顔料の粒子が細かく、ワックスとのバランスが絶妙なこと。重ね塗りしても下の色が生きているので、絵に深みが出ます。
もちろん、子どもが使っても全く問題ありません。もし子どもが「もっと上手くなりたい」と真剣に絵と向き合い始めたら、誕生日などのプレゼントに贈ると、きっと特別な体験になるはずです。
「やってみた」レビュー。実際に我が家で使い比べてみた結果
頭でっかちにスペックを語るだけじゃつまらないので、実際に我が家の4歳児と、いろんなクレヨンをガチ比較してみました。
まず、コスト重視の一般的なクレヨン。発色は鮮やかで最初の食いつきは良かったんですが、10分も経つと机の上がポロポロのカスだらけに。力を入れると「バキッ」と折れてしまい、そこから息子のテンションがダダ下がり…。
次にベビー用の米クレヨン。安全だとはわかっていても、4歳の息子には発色が物足りないようで、「なんか、うすい!」と言って数分で飽きてしまいました。これはこれで役割が違うので、1歳の弟に譲ることに。
そして、ちょっと奮発した蜜蝋クレヨン。
これが驚きでした。「これ、ヌルヌルして気持ちいい!」と息子。私も隣で一緒に塗ってみましたが、ストレスがなさすぎて時間を忘れます。気づけば親子で1時間以上、無心で塗り絵をしていました。
色を重ねても汚くならず、逆に「紫になった!」とか「オレンジができた!」と新しい発見があって、色彩の勉強にもなっている様子。
結局、この日一番長く集中して遊んでいたのが、この蜜蝋クレヨンでした。
迷ったらコレ!おすすめクレヨンを使い倒すためのFAQ
結局どれがいいの?という方のために、よくある質問に答える形で、後押しをさせてください。
Q. 結局、3歳の誕生日プレゼントにはどれが正解?
A. ずばり、蜜蝋クレヨンを推します。
安全性と描き心地のバランスが最も良く、これから長く使えるからです。「本物の描き味」は、お子さんへの最高のギフトになります。
Q. たくさん色が入っているほうがいい?
A. 最初は12色程度で十分です。
色数が多すぎると、選ぶのに迷ってしまい、かえって創作の妨げになることも。それよりも、混ぜて中間色を作る楽しさを覚えるほうが、よっぽど色彩感覚が育ちます。必要に応じて買い足せばOK。
Q. 落書きされた壁の消し方を教えて!
A. クレヨンの種類と壁の材質によりますが、蜜蝋系や油性のものは基本的に水だけでは落ちにくいです。
一番手っ取り早いのは、布にベビーオイルか食用油を少しつけて、優しく拭き取る方法。その後に、中性洗剤を薄めたもので油分を落とせば、かなりキレイになりますよ。
どうしても落ちない場合は、消しゴムで擦るか、重曹を水で練ったもので優しくこする裏技もあります。(壁紙を傷めないよう、必ず目立たない場所で試してからにしてくださいね!)
まとめ:「いいクレヨン」が子どもの未来を広げる
さて、今回は本当にいいクレヨンの選び方について、がっつり深掘りしてきました。
振り返ると、大切なのは「今の子どもに必要な機能は何か」を見極めること。
赤ちゃんなら安全性。
幼児なら描き心地と発色。
そして、もっと上手くなりたい子には表現力です。
「たかがクレヨン」と思わずに、「最初に何を渡すか」に少しだけ意識を向けてみてください。
道具が変わると、集中力も、表現の幅も、なによりお絵かきの笑顔が変わります。
今回紹介したクレヨンたちが、あなたの家族の宝物のような時間を作るきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ、最高の一本を見つけてあげてくださいね。


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