「LDAC対応スマホって、結局どれを選べばいいの?」「今のスマホでLDACって使えるの?」──そんな疑問をお持ちの方へ、いきなり結論です。
2026年7月時点で、LDACを快適に使いたいならSony XperiaシリーズかGoogle Pixelが安定しています。 ただし、iPhoneでもUSB-CモデルならAcoustune ATX001という外付けトランスミッターを使えばLDACが可能になりました(2026年5月発表・6月発売)。さらにAndroid 17を搭載したGoogle Pixelでは、LDACに加えてLHDC v5という新コーデックも選べるようになっています。
この記事では、対応機種の一覧だけじゃない「実際に使うとどうなのか」「安定性やバッテリー面で何が違うのか」まで、ユーザーのリアルな声や2026年6月時点の最新情報をもとに徹底解説します。
LDAC対応スマホを選ぶ前に:2026年7月の最新動向をおさらい
まずは、2026年5月〜6月にあったLDACを取り巻く大きな変化を3つ押さえておきましょう。この情報を知っているかどうかで、あなたのスマホ選びの選択肢がガラッと変わります。
その1:iPhoneユーザーに朗報!USB-Cトランスミッター「Acoustune ATX001」登場
これまでiPhoneはLDAC非対応が常識でした。しかし2026年5月25日にAcoustune社が発表し、6月5日に発売された「ATX001」というUSB-C接続のBluetoothトランスミッターを使えば、USB-C搭載のiPhone(iPhone 15以降)でLDACが使えるようになりました(Notebookcheck、2026年5月)。
価格は13,600円(税込)。QualcommのQCC5181チップを搭載し、Bluetooth 5.4に対応。USB-Cパススルー機能もあるので、充電しながら使えるのも地味に便利です(Digital Today、2026年5月)。「iPhoneだけどLDACを使いたい」という方は、この選択肢が一気に現実的になりました。
その2:Google PixelでLHDC v5が使えるように(Android 17)
2026年6月下旬、Google PixelでAndroid 17アップデートが提供開始され、LHDC v5という新コーデックが利用可能になりました(L’Éclaireur Fnac、2026年6月)。LHDC v5は最大1000kbps・24bit/192kHz(ただしPixelでは安定性優先で96kHzに制限)の伝送が可能で、LDACの990kbpsとほぼ互角。むしろ遅延はLDAC(200〜300ms)に対してLHDCは約80msとかなり低いのが特徴です(什么值得买、2026年6月)。
つまり、Pixelユーザーは「LDACかLHDCか」を選べる時代になったということ。LDAC一択だった従来の常識が変わりつつあります。
その3:LDACの利用シーンが広がる
Creative社からは、LDAC+Bluetooth 6.0対応のデスクトップスピーカー「XF1」が2026年6月に発表されました(凤凰网科技、2026年6月)。スマホ+イヤホンだけでなく、スピーカーでもLDACの高音質を楽しめる時代になっています。
2026年版:LDAC対応スマホを「3つの選択肢」で比較する
従来の「対応機種一覧」だけではわからない、2026年ならではの選択肢を比較してみましょう。
| 比較軸 | ネイティブLDAC対応Android | iPhone + ATX001(2026年新選択肢) | LHDC v5対応Pixel(Android 17) |
|---|---|---|---|
| 対応機種 | Android 8.0以降の多くの機種 | USB-C搭載iPhone(iPhone 15以降) | Google Pixel(Android 17アップデート済) |
| 最大伝送レート | 990 kbps | 990 kbps | 1000 kbps |
| 最大サンプリング | 24bit/96kHz | 24bit/96kHz | 24bit/192kHz(Pixelは96kHz制限) |
| 遅延 | 200〜300ms | 200〜300ms | 約80ms |
| 追加コスト | 0円(標準機能) | 13,600円(ATX001本体) | 0円(OSアップデート) |
| 設定の容易さ | 開発者オプションで有効化 | ANIMA Studioアプリが必要 | 開発者オプションで有効化 |
この表を見てわかる通り、「LDAC対応スマホ」といっても実は3つの異なるアプローチが存在するのが2026年の実情です。
【実践編】LDAC対応スマホの“本当の”使いどころと注意点
ここからは、上位記事にはあまり書かれていない「実際にLDACを使うとどうなるのか」を、ユーザーのリアルな声をもとに掘り下げていきます。
音質は確かに良い。でも「いつでもON」が正解じゃない
LDACを実際に使っているユーザーの声をSNSやQ&Aサイトで調べてみると(2026年6月確認)、ポジティブな意見としては「音の解像度が有線にかなり近づいた」「XperiaでのLDACは安定していて満足」といった声が多く見られました。
一方で、ネガティブな声も少なくありません。特に多かったのが 「990kbpsモードだと電車内や混雑した場所で途切れやすい」「ポケットに入れているだけで切れる」という接続安定性の不満。バッテリーの減りが早くなるという体験談も複数確認されています。
Soundcoreの公式ブログ(2026年6月)でも、「LDACは安定した環境(自宅やデスクなど)で使うべき。通勤中などは安定性優先でオフにするのが現実的」と説明されています。つまり、LDACは「常にON」にするものではなく、「聴く場所や状況によってON/OFFを切り替える」のがベストプラクティスなんです。
メーカーによってLDACの“当たり外れ”がある?
ユーザーコミュニティでは、「LDAC対応でもメーカーによって実装品質が違う」という指摘が複数見られました。特に「Xperiaは安定しているが、他社製品は当たり外れがある」という声が目立ちます。
具体的には:
- Sony Xperiaシリーズ:ほぼ全機種対応で安定性の評価が非常に高い
- Google Pixelシリーズ:Android 8.0以降で対応。Android 17でLHDC v5も選択可能に
- ASUS(ZenFone/ROG):対応機種はあるが機種により実装にばらつきあり
- SHARP AQUOS:エントリーモデルでは非対応の場合がある
- Xiaomi/OPPO/OnePlus:フラグシップ機中心。990kbpsモードで不安定との報告あり
- Samsung Galaxy:LDAC非対応(独自のSSCコーデックを採用)
このように「公式対応」と「実使用での体感」にはギャップがあることを理解しておくのが大事です。
LDACをONにするとマルチポイントが使えなくなる?
ユーザー投稿を分析していると、「LDACを有効にするとマルチポイント接続ができなくなった」という報告も複数見られました。公式の仕様書にはあまり書かれていない論点ですが、実際の運用では意外と重要なポイントです。
LDAC対応スマホの設定方法(簡易版)
設定方法自体は多くの記事で紹介されていますが、簡単におさらいしておきましょう。
- スマホの「設定」アプリを開く
- 「端末情報」→「ビルド番号」を7回連続タップ(開発者モード有効化)
- 「システム」→「開発者向けオプション」を開く
- 「Bluetoothオーディオコーデック」から「LDAC」を選択
ただし、この設定はあくまで「LDACを優先する」という指示。実際にLDACで接続されるかは、接続するイヤホン/ヘッドホン側もLDACに対応している必要があります。
2026年7月時点のLDAC対応スマホおすすめモデル
ここからは、実際に購入を検討している方向けに、現時点でのおすすめモデルを紹介します。
Sony Xperia 1 VI
LDACの元祖とも言えるソニー製。ユーザー評価でも安定性が群を抜いて高く、「LDACを一番快適に使えるスマホ」という声が多数。ハイレゾ音源を活かしたいオーディオファンには間違いなく第一選択肢です。
Google Pixel 9 Pro
Android 17へのアップデートでLHDC v5にも対応し、LDACとの選択肢が増えました。低遅延を重視するゲーマーや動画視聴が多い方には、Pixel+LHDCの組み合わせも注目です。
Acoustune ATX001
スマホ本体ではなくトランスミッターですが、iPhoneでLDACを使いたい方の救世主。USB-Cパススルー対応で充電しながら使えるのも便利。13,600円という価格でiPhoneのオーディオ体験をワンランク上げられます。
ASUS Zenfone 11 Ultra
LDAC対応かつコスパに優れたモデルを探している方向け。Xperiaほどの安定性は望めないものの、実用的なレベルでLDACを楽しめるとの声があります。
まとめ:自分に合ったLDAC対応スマホの選び方
ここまでの情報を整理すると、LDAC対応スマホの選び方は次のようにまとめられます。
- 「とにかく安定したLDAC体験が欲しい」 → Sony Xperiaシリーズが最有力
- 「最新のコーデックも試してみたい」 → Google Pixel(LHDC v5も選択可)
- 「iPhoneだけどLDACを諦めたくない」 → Acoustune ATX001という新選択肢
- 「コスパ重視でLDAC入門したい」 → ASUSやXiaomiのフラグシップモデル
また、どんなスマホを選んでもLDACは常時ONよりシーンに応じた使い分けが大切です。自宅でのんびり聴くときは990kbpsで高音質を堪能し、外出先では安定性を優先してAACに切り替える──そんな柔軟な運用が、LDACを長く快適に使い続けるコツです。
2026年はLDAC以外の選択肢も増え、iPhoneという壁も壊れ始めた年でした。自分にぴったりの一台を見つけて、ワイヤレスで高音質な音楽ライフを楽しんでください。

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