スマホを選ぶとき、「とにかくコスパの良いモデルが知りたい」という人、結構多いんじゃないでしょうか。
ハイエンドモデルは魅力的だけど、価格も高い。かといって、安いスマホは性能に不安が残る。そんなジレンマを抱えている人にとって、AnTuTuのコスパランキングはかなり参考になる指標のひとつです。
この記事では、AnTuTuが公表した2026年5月度の「価格帯別コスパランキング」と「総合性能ランキング」をもとに、今本当にお得なスマホを紹介していきます。
そもそもAnTuTuのコスパランキングって何?
AnTuTuのコスパランキングは、スマホの性能スコアを価格で割ることで「コストパフォーマンスの高さ」を数値化したものです。
具体的には、AnTuTuベンチマークの総合スコアを、中国の大手ECサイト「JD.com」での販売価格で割って算出しています。つまり、「1円あたりどれだけの性能を得られるか」という指標ですね。
ただし、ここでひとつ注意点があります。
このランキングの価格は中国市場のものが基準になっています。そのため、日本での販売価格とは異なる場合がありますし、そもそも日本で正規販売されていないモデルも含まれています。
とはいえ、世界のスマホ市場のトレンドや「どのメーカーのどのモデルが評価されているか」を知る上では、とても参考になる情報です。
それでは、価格帯別に見ていきましょう。
ハイエンド帯(4000元以上/約590ドル以上)でコスパ最強は?
ハイエンド帯でトップのコスパを誇るのは、iQOO 15 Ultraです。
このモデルは、Snapdragon 8 Ultra Gen5を搭載。6.85インチの2K 144Hzディスプレイに、7400mAhという大容量バッテリー、さらにトリプル50MPカメラを備えたスペックの高い一台です。
AnTuTuスコアも4,144,802点と、ハイエンドの中でもトップクラスの性能を記録しています。
こんな人に向いています
- 最高峰の性能を求める人
- コストパフォーマンスを重視するヘビーユーザー
- 大画面でゲームや動画を楽しみたい人
注意点
iQOO 15 Ultraは中国限定モデルの可能性が高く、日本での正規販売がなく入手が難しい場合があります。購入を検討する場合は、並行輸入品や対応バンドの確認が必要です。
ハイエンド帯では、RedMagic 11 ProやRedMagic 11S Pro+も注目です。特に11S Pro+は、総合性能ランキングでもトップに輝いています。
AnTuTuスコアは4,171,821点を記録し、Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載。アクティブファンによる強力な冷却システムが特徴で、ゲーミングスマホとして高い評価を得ています。
デメリット
ゲーミングスマホ特有のゴツいデザインや、カメラ性能が他社フラッグシップに劣る場合がある点は気になるところです。
こんな人に向いています
- モバイルゲームを頻繁にプレイする人
- 最高のパフォーマンスを求める人
ミドルレンジ帯(3000元台/約430ドル前後)でコスパが良いのは?
3000元未満の価格帯でコスパトップに輝いたのは、Redmi K80 Extreme Editionです。
詳細なスペックは公開されていませんが、サブフラッグシップクラスの性能をミドルレンジの価格で実現したモデルとして評価されています。
こんな人に向いています
- フラッグシップに近い性能をリーズナブルに手に入れたい人
- Redmiシリーズのコスパの良さを信頼している人
また、4000元未満の帯ではrealme GT 8 Proがトップです。
Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しながら、12GB/256GB構成で460ドル前後という低価格を実現。フラッグシッププロセッサを搭載したモデルを、ミドルレンジの価格で探している人には非常に魅力的な一台です。
こんな人に向いています
- 最新のハイエンドプロセッサを搭載したモデルをできるだけ安く手に入れたい人
エントリー帯(2000元以下/約285ドル以下)でおすすめは?
2000元未満の価格帯では、realme Neo7 Turboがトップのコスパを記録しています。
こちらも詳細スペックは不明ですが、エントリー〜ミドルレンジで最高のコスパを求めるユーザーに支持されているモデルです。
さらに、1000元(約145ドル)未満の帯では、Vivo Y200 GTがコスパ1位を獲得。
Snapdragon 7 Gen3を搭載し、6.78インチのAMOLED 144Hzディスプレイ、6000mAhの大容量バッテリー、80W急速充電に対応しています。
こんな人に向いています
- 予算が非常に限られている人
- それでも最新のエントリーモデルを探している人
注意点
エントリー帯のスマホは、価格が安い分、カメラ性能やディスプレイの品質、ビルドクオリティなどでハイエンドモデルと差があるのが一般的です。日常使いがメインなら十分な性能ですが、ゲームや高負荷な作業を頻繁に行う人にはミドルレンジ以上のモデルをおすすめします。
実はミドルレンジはMediaTekが強い?
今回のAnTuTuランキングで興味深いのは、ミドルレンジ帯での勢力図です。
ミドルレンジの性能ランキングでは、MediaTekのDimensityシリーズ(特に8400、8500)を搭載した機種が上位を独占しています。
「ミドルレンジでコスパを求めるなら、SnapdragonよりMediaTek搭載モデルを選ぶ方がお得」というトレンドが、ここ数年で定着してきているのがわかります。
ただし、これはあくまでAnTuTuスコアという「性能」と「価格」の比率の話。実際の使用感や、アプリの最適化、電力効率などはまた別の話なので、その点は頭に入れておいてくださいね。
総合性能ランキングはどうなってる?
せっかくなので、AnTuTuの総合性能ランキングにも触れておきます。
2026年5月度の総合性能ランキングトップは、先ほども登場したRedMagic 11S Pro+です。
Snapdragon 8 Elite Gen 5のポテンシャルを最大限に引き出した設計と、アクティブ冷却による安定したパフォーマンスが高く評価されています。
総合性能ランキングでは、やはりハイエンドモデルが上位を独占。特にSnapdragon 8 Elite Gen 5やSnapdragon 8 Ultra Gen5を搭載したモデルが多くランクインしています。
よくある質問:AnTuTuスコアが高いと何が良いの?
AnTuTuスコアが高いと、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
簡単に言うと、アプリの起動が速い、操作がカクつかない、高負荷なゲームが快適に動作するといった体験につながります。
特に、3Dゲームや動画編集、複数のアプリを同時に使うようなヘビーユースでは、スコアの差が体感できるポイントになってきます。
ただし、日常的な使い方(SNS、動画視聴、Web閲覧、通話など)であれば、ミドルレンジ以上の性能で十分な場合も多いです。自分の使い方に合った性能のスマホを選ぶことが、本当の意味でのコスパの良い選択といえるでしょう。
コスパスマホを選ぶときの注意点
最後に、コスパスマホを選ぶときに押さえておきたいポイントをまとめておきます。
1. AnTuTuスコアはあくまで一つの指標
性能を測るうえで参考になりますが、すべてではありません。実際の使用感や、アプリの最適化状況、バッテリーの持ち、カメラの写りなど、スコアだけではわからない要素もたくさんあります。
2. 中国市場の価格基準に注意
今回紹介したランキングは中国の価格を基準にしています。日本で同じモデルを購入する場合、並行輸入品の価格や関税、保証の有無などを考慮する必要があります。
3. 自分にとっての「コスパ」を考える
「最高の性能が安く手に入ること」がコスパなのか、「自分が必要な機能がちょうど良い価格で揃っていること」がコスパなのか。この感覚は人それぞれです。
ランキングを参考にしつつ、自分の使い方や予算に合ったモデルを選ぶようにしましょう。
まとめ:コスパスマホを選ぶなら、AnTuTuランキングを上手に活用しよう
2026年5月度のAnTuTuランキングを基に、価格帯別のコスパスマホを紹介してきました。
ハイエンド帯でコスパを求めるなら、iQOO 15 UltraやRedMagic 11シリーズが有力な選択肢になります。
ミドルレンジ帯では、Redmi K80 Extreme Editionやrealme GT 8 Proがコスパの高さで評価されています。
エントリー帯なら、realme Neo7 TurboやVivo Y200 GTがコスパの王者と言えるでしょう。
ただし、どのモデルも中国市場のランキングが基準になっている点は、頭に入れておいてください。日本で同じ条件で購入できるとは限りませんし、価格も異なる可能性があります。
AnTuTuのコスパランキングは、あくまで「性能と価格のバランス」を客観的に見るためのひとつの材料です。この情報を参考にしつつ、実際の使用感やデザイン、カメラ性能、ブランドのサポート体制なども含めて総合的に判断することをおすすめします。
あなたにとって、本当に「コスパの良いスマホ」が見つかりますように。

コメント