スマホの性能をチェックするときに、よく目にする「AnTuTu(アンチュチュ)スコア」。このスコアが高いほど、処理速度やゲーム性能が優れているとされています。今回は、2021年に発売されたXiaomi 11T ProのAnTuTuスコアを最新のデータをもとに解説しながら、実際の使用感や購入時の注意点まで詳しく見ていきます。
Xiaomi 11T ProのAnTuTuスコアはどれくらい?
気になるXiaomi 11T ProのAnTuTuスコアですが、ベンチマークのバージョンによって数値が大きく異なる点に注意が必要です。AnTuTuはアップデートのたびに採点基準が変わるため、同じスマホでもバージョンが違えばスコアが変わります。
2026年6月時点で確認できる主なスコアは以下の通りです。
- AnTuTu v10総合スコア:863,489点
- CPU:232,319点
- GPU:262,147点
- メモリ:169,388点
- UX(ユーザー体験):199,635点
- AnTuTu v11平均スコア:約1,127,120点(ユーザー投稿データの平均)
- AnTuTu v9.0.4スコア(発売直後のレビュー実測):640,940点
このように、同じXiaomi 11T ProでもAnTuTu v9では約64万点、v10では約86万点、v11では約113万点と、バージョンによってスコアが変わります。つまり、ネットで見かけるスコアを比較するときは、必ず「どのバージョンのAnTuTuなのか」を確認することが大切です。
AnTuTuスコアの内訳から見えるXiaomi 11T Proの性能
AnTuTuスコアは、総合点だけでなく「CPU」「GPU」「メモリ」「UX」の4つのカテゴリに分かれています。Xiaomi 11T Proのv10スコアを見てみましょう。
CPUスコア(232,319点)
アプリの起動速度や処理性能に関わる部分です。搭載されているSnapdragon 888は、5nmプロセスで製造されたハイエンド向けプロセッサ。2021年当時のフラッグシップモデルに採用されていただけあって、日常使いはもちろん、動画編集や複数のアプリを同時に開くようなヘビーな使い方でも十分な処理能力を持っています。
GPUスコア(262,147点)
ゲームの描画や動画再生の滑らかさに関わるのがGPUスコア。Adreno 660を搭載しており、3Dゲームも高画質で楽しめるレベルです。ただし、後述する発熱にはやや注意が必要です。
メモリスコア(169,388点)
アプリの切り替えやマルチタスクの快適さを示します。Xiaomi 11T Proは8GBまたは12GBのRAMを搭載しているので、複数のアプリを同時に使ってもストレスを感じにくいでしょう。
UXスコア(199,635点)
画面の操作レスポンスや指紋認証の速さなど、実際に使ったときの体感速度に関わるスコアです。120Hzの高リフレッシュレートディスプレイと相まって、普段使いの快適さは高い水準にあります。
Snapdragon 888搭載機と比較するとどうなのか
Xiaomi 11T Proと同じSnapdragon 888を搭載する機種として、realme GT 5GやXiaomi Mi 11などがあります。AnTuTu v9での比較では、realme GT 5Gが約813,851点、Xiaomi 11T Proが約640,940点というデータがあります。
同じプロセッサなのにスコアに差が出る理由としては、冷却機構やOSのチューニング、バックグラウンドで動くアプリの違いなどが考えられます。ベンチマークスコアはあくまで「その端末の性能を測るひとつの指標」であり、実際の使用感とは必ずしも完全に一致しない点を覚えておきましょう。
気になる発熱とサーマルスロットリング問題
Xiaomi 11T Proに搭載されているSnapdragon 888は、高性能な反面、発熱が比較的大きいことで知られています。専門メディアのレビューでも、高負荷時には発熱が確認されており、長時間のゲームプレイでは「サーマルスロットリング」が発生することがあります。
サーマルスロットリングとは、スマホの温度が上がりすぎるのを防ぐために、CPUやGPUの処理速度を自動的に下げる仕組みのこと。つまり、ベンチマークで測定されたピーク性能を、長時間は維持できない可能性があるという点は理解しておく必要があります。
とはいえ、日常的な使い方(SNS、動画視聴、通話、写真撮影など)では、この発熱が気になる場面はほとんどありません。ゲームをよくプレイする人や、動画編集をスマホで行う人は、ある程度の発熱を許容できるかどうかが判断のポイントになるでしょう。
Xiaomi 11T ProのAnTuTuスコア以外の魅力
AnTuTuスコアだけがスマホのすべてではありません。Xiaomi 11T Proには、スコア以上に注目すべき魅力がいくつもあります。
120W超高速充電「HyperCharge」
17分でフル充電できるという驚異的な速さ。5000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、これだけの充電速度を実現しているのは大きな強みです。朝の準備中に充電すれば、1日分のバッテリーが確保できるのはかなり便利。
6.67インチAMOLEDディスプレイ(120Hz)
120Hzのリフレッシュレートにより、スクロールやアニメーションが非常に滑らか。FHD+(2400×1080)の解像度で、映像コンテンツも美しく表示されます。
108MPメインカメラ
約1億画素のメインカメラに加えて、超広角カメラやテレマクロカメラも搭載。暗所撮影やマクロ撮影までカバーできる汎用性の高さが魅力です。
Harman Kardonチューニングのデュアルスピーカー
音楽や動画視聴が楽しめる、クリアで迫力のあるサウンドを実現しています。
2026年現在、Xiaomi 11T Proは買いなのか?
ここで気になるのが、「今さらXiaomi 11T Proを買う価値はあるの?」という疑問です。結論から言えば、中古市場でコストパフォーマンスを重視する人には、いまだに選択肢になり得る端末です。
ただし、以下のポイントをしっかり確認してから判断しましょう。
向いている人
- 超高速充電に魅力を感じる人
- ミドルハイクラスの性能で十分だと考える人
- コスパの良い中古スマホを探している人
- ゲームはほどほどで、日常使いが中心の人
向いていない人
- 最新のハイエンドゲームを最高画質で楽しみたい人
- 発熱が少しでも気になる人
- 最新OSへのアップデートを長く受けたい人
- 日本国内の通信キャリアで安定して使えることを最優先する人
特に日本国内で使用する場合は、香港版やUK版が主に流通しているため、利用する通信キャリアのバンド(周波数帯)に対応しているかを事前に確認することが必須です。公式スペックページで対応バンドをチェックし、自分の契約しているキャリアのバンドと照らし合わせてください。
Xiaomi 11T ProのAnTuTuスコアまとめ
Xiaomi 11T ProのAnTuTuスコアは、バージョンによって異なるものの、AnTuTu v10で約86万点、v11で約113万点という水準です。Snapdragon 888搭載機の中ではまずまずのパフォーマンスを示しており、日常使いからちょっとしたゲームまで快適にこなせます。
ただし、高負荷時の発熱やサーマルスロットリングの可能性、そして2021年発売モデルであることからOSアップデートのサポート期間が限られている点はデメリットとして理解しておきましょう。
スコアだけで判断せず、自分の使い方や優先するポイントに照らし合わせて検討することが大切です。AnTuTuスコアはあくまで「性能の目安」。実際の使用感や、120W充電をはじめとする独自の魅力も考慮したうえで、自分に合ったスマホ選びをしてください。
購入を検討する際は、公式スペックページや信頼できる販売店の情報を必ず確認し、自分の環境で問題なく使えるかをしっかり調べることをおすすめします。

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