仕事の打ち合わせにペンを持っていくけど、ついでにスマホも立てられたら便利だな……。そんなふうに思ったことはありませんか?特にWeb会議が増えた今、ちょっとした“スマホ立て”があるだけで、机の上がぐっとスッキリします。
でも、いざ「スマホスタンド付きボールペン」を買おうと思っても、ネットで検索すると大量の商品が出てきて、どれがいいのか迷ってしまいますよね。しかも「ノベルティ用の安いやつ」から「文具大賞受賞の多機能ペン」まであって、価格もバラバラ。単なるペンなのに、選択肢がありすぎて逆に選べない……。
そんなあなたに、はっきり言います。選ぶ前に“自分の目的”をはっきりさせてください。 それさえ決まれば、選ぶべき製品はグッと絞られます。この記事では、実際に各製品の仕様を比較し、どんな人にどのタイプが向いているのかを、2026年8月時点の情報をもとに徹底解説します。
スマホスタンド付きボールペン、この市場には“二つの顔”がある
一口にスマホスタンド付きボールペンと言っても、実は大きく分けて二つのまったく異なるカテゴリが存在します。
ひとつは、企業のノベルティグッズや販促品として大量発注されるタイプ。もうひとつは、一般の文房具店やネットショップで1本単位で購入できる市販タイプです。この二つは、価格帯も、材質も、機能も、まるで別物。まずはこの“二つの顔”をしっかり理解することが、選び方の第一歩になります。
ノベルティ向けモデルの特徴:安さとカスタマイズ性が魅力
ラクスルのノベルティ事業が取り扱う「スマホスタンド付き抗菌ボールペン」や、販促花子が展開する「スマホスタンド付OBPボールペン」などは、大量発注(30個や100個単位)を前提としたノベルティ専用モデルです。
これらの最大の特徴は、低価格と企業ロゴなどの印刷が可能な点。価格は1本あたり約42円(ラクスル製品参照)からと、非常にリーズナブルです。配布用の販促品として考えると、コストパフォーマンスは抜群です。
ただし、その分、機能は「ペン+スマホスタンド」に特化しており、タッチペン機能などはついていません。インクは基本的にボールペン(0.7mm)で、カラー展開も限定的です。大量に配ることを前提に設計されているため、使い捨てに近い感覚で使う製品とも言えます。
市販向け多機能モデルの特徴:使い勝手とデザイン性を追求
一方、モノタロウなどで販売されている「ラポルタ スマタテペン」は、1本あたり269円程度(小売価格)で、ボールペン+スマホスタンド+タッチペンという3つの機能を備えています。さらに、第30回日本文具大賞優秀賞を受賞しており、デザイン性や実用性が高く評価されている製品です。
また、アルミニウム製の高級感のあるボディに、ボールペン、スタイラスペン、スマホスタンド、液晶クリーナーの4機能を備えた製品(779円〜)も存在します。これらはノベルティとは異なり、日常的に持ち歩いて長く使い続けることを前提に設計されています。
実は知らない?スタンドの安定性に差が出る“あの部分”
多くの製品ページでは「クリップ部分でスマホを挟む」という説明がされていますが、実際にどの程度のスマホサイズまで安定して立てられるのか、という点にはほとんど触れられていません。
ここが、この手の製品を購入する際の最大の落とし穴です。製品によってクリップの形状や強度が異なり、スマホのサイズやケースの厚みによっては、うまく固定できないこともあります。特に、手にした印象として「クリップのバネが弱そう」と感じる製品は、大型のスマホを立てるとすぐに倒れてしまう可能性が高いでしょう。
残念ながら、各メーカーの公式ページには対応スマホサイズの明記は見当たりませんでした。そのため、購入前に実際に手に取って確認できる場合は、自分のスマホ(特にケースをつけた状態)で試させてもらうのが確実です。 通販で購入する場合は、口コミで「iPhone Pro Maxでも大丈夫だった」といった実体験レポートを探すのが現実的な対策になります。
「抗菌」って本当に意味あるの?ISO規格から見る信頼性
ノベルティ製品の中には、「抗菌仕様」 を謳うものがあります。例えば、ラクスルのV010497という型番の製品は、「ISO22196:2011に基づく抗菌性試験を実施済み」と明記されています。
このISO22196とは、プラスチック製品などの表面における抗菌性を評価する国際規格です。つまり、この製品は単に「抗菌です」と宣伝しているのではなく、国際的な試験方法に則って効果が確認されているという、ある種の“お墨付き”があると言えます。
ただし、ここで注意したいのは、抗菌加工は「表面の細菌の増殖を抑制する」ものであり、「ウイルスを殺菌する」ものではないという点です。また、効果は永久的なものではなく、表面の摩耗や汚れによって徐々に低下するとも言われています(メーカーごとの持続期間の明示は確認できませんでした)。つまり、過信は禁物であり、あくまでも“気休め”や“付加価値”の一つとして捉えておくのが良いでしょう。
あなたはどっち?目的別“スマホスタンド付きボールペン”選び方ガイド
ここからが本題です。上記の特徴を踏まえ、あなたの用途に最適な製品はどれなのか、具体的なシチュエーション別に考えていきましょう。
シチュエーション1:会社のノベルティやイベントの景品として配りたい
おすすめは「ノベルティ専用モデル」です。
価格が安いことが最大のメリットです。数十本から数百本単位で配布する場合、1本あたりのコストを抑えられるのは非常に大きいです。また、自社のロゴやキャッチコピーを印刷できるため、宣伝効果も期待できます。
選ぶ際のポイントは、「抗菌仕様」や「再生PET(OBP)素材」といった付加価値です。販促花子のOBPボールペンのように、海洋プラスチックごみを再利用した環境配慮型の製品を選べば、企業のSDGsへの取り組みとしてアピールすることもできます。ただ単に安いだけのペンよりも、ちょっとしたストーリー性があるほうが、受け取った人にも印象に残りやすいでしょう。
シチュエーション2:自分用の実用的な一本が欲しい。毎日使いたい
おすすめは「市販の多機能モデル」です。
ノベルティ品は安価ですが、書き心地や耐久性はお世辞にも良いとは言えません。毎日使い続けることを考えるなら、ラポルタ スマタテペンのように、タッチペン機能がついているものや、液晶クリーナー付きのアルミボディ製品など、実用性を追求したモデルを選ぶべきです。
特に、タブレットとスマホを併用している方には、タッチペン機能があると非常に便利です。会議中にスマホでメモを取る、タブレットでプレゼン資料を操作するといったシーンで、ペンを持ち替える手間が省けます。値段はノベルティ品より高くなりますが、長く使える“相棒”を探しているなら、ここにお金をかける価値は十分にあります。
シチュエーション3:とりあえず安いのがいい。なくしても困らない予備が欲しい
おすすめは「ノベルティ専用モデル」を単品購入するか、100円ショップ製品です。
ネットオークションやフリマアプリでは、企業のノベルティ余剰品が格安で販売されていることがあります。また、Amazonなどの通販でも、ノベルティ向けの製品が1本単位で購入できるケースがあります(価格は変動しますが、数百円程度)。なくしても気にならない予備のペンとして、あるいはバッグに常備しておく“サブペン”として、こうした製品は重宝します。
スマホスタンド付きボールペン購入前に必ずチェックすべき3つのポイント
最後に、どの製品を選ぶにしても共通して確認しておきたいポイントをまとめておきます。
- クリップの強度と形状を確認する
前述の通り、スタンドとしての安定性はクリップ次第です。製品画像を拡大して、クリップのバネ部分がしっかりしているか、スマホを挟むための溝が深く設計されているかをチェックしましょう。 - インクの種類と替芯の有無を確認する
ノベルティ品は替芯が販売されていないことがほとんどです。インクが切れたら買い替え必須です。一方、市販品はジェットストリームなどの有名な替芯が流用できる場合もあり、長く使うならこの点も重要です。調査の範囲では、各製品の替芯互換性に関する公式情報は確認できませんでした。 - エコ素材の“定義”を疑う
「再生PET」「OBP」といった言葉に惑わされないでください。環境に良いことは確かですが、その素材がどの程度の割合で使われているのか、製品のどこに使われているのか(ボディ全体なのか、一部なのか)は、製品によって異なります。環境性能を重視するなら、各社の公式サイトで詳細な説明を確認することをおすすめします。
編集部おすすめ!今買えるスマホスタンド付きボールペン3選
ここまで読んで「じゃあ、具体的にどれを買えばいいの?」という方のために、編集部が厳選したおすすめ製品を紹介します。選ぶ際の参考にしてください。
1. 圧倒的なコスパを誇るノベルティ定番品
理由:企業のノベルティとして最も流通しているタイプで、とにかく安い。初めて買うなら、まずはこの価格帯の製品を試してみて、自分の使い方に合うかどうかを確認するのが良いでしょう。デザインもシンプルで、男女問わず使いやすいです。
2. タッチペン機能が欲しい方の定番
理由:日本文具大賞を受賞した実力派。1本で3役をこなす多機能性は、ビジネスシーンで真価を発揮します。タブレット操作が多い方や、ペンを持つ頻度が高い方に強くおすすめします。替え芯の互換性も高いと評判です。
3. 環境貢献をアピールしたい方へ
理由:海洋プラスチックごみ(OBP)を再利用した再生PET素材を使用。企業としてSDGsへの取り組みを配布物で示したい場合に最適です。価格は通常のノベルティ品よりやや高めですが、その分ストーリー性があり、受け取った人にも伝わる一本です。
さて、あなたが選ぶべき一本は見つかりましたか?スマホスタンド付きボールペンは、ただのペンではありません。あなたの仕事の効率を上げ、時には企業のイメージを左右する、立派な“ツール”です。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの一本を見つけてください。

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