「ダブルクリップでスマホスタンド」――このアイデア、SNSでよく見かけますよね。手元にある文房具でサッと作れるし、お金もかからない。でも実際に作ってみると、「思ったよりグラグラする」「傷がつきそうで怖い」なんて声も少なくありません。
実は今、100円ショップのダイソーから「スマホクリップスタンドL」という、ダブルクリップの形をした公式のスマホスタンドが販売されています(2023年9月時点で各種メディアでも紹介済み)。値段はもちろん110円(税込)。自作するか、それとも100均で買うか――どちらが本当に「得」なのでしょうか。
この記事では、実際のユーザーの声や製品仕様をもとに、安定性・傷リスク・コスト・対応サイズの4軸で徹底比較します。結論から言うと、「とりあえず試してみたい」なら自作、「長く安心して使いたい」なら専用クリップがおすすめです。それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
ダブルクリップでスマホスタンドを作る前に知っておきたい3つの現実
ダブルクリップを使ったスマホスタンド。手軽さが魅力ですが、ネット上の口コミを集めてみると(2026年8月時点)、「安定感が予想以上」というポジティブな声がある一方で、「重いスマホだと倒れる」「金属部分が当たって傷がつきそう」といった声も少なくありませんでした。
多くの紹介記事では「傷に注意」と一言書かれているだけですが、実際にはどのくらいのリスクがあるのか、どう対策すればいいのかまで踏み込んで解説している記事はほとんどありません。ここでは、その「現実」を3つに絞ってお伝えします。
現実1:安定性はスマホのサイズと重さに大きく左右される
ダブルクリップスタンドの安定性に関して、ネット上の情報はバラバラです。「しっかり固定できる」という声がある一方で、「すぐに倒れる」という声も。これはどちらも正しくて、使うスマホのサイズや重さによって結果が変わるからなんです。
実際に、小型のiPhone SE(約148g)では問題なく使えても、大型のiPhone Pro Max(約240g)や折りたたみスマホでは、クリップのバネが重さに耐えきれず倒れてしまうケースが多く見られました。
また、厚みのある耐衝撃ケースを付けている場合も注意が必要です。ケースごと挟もうとすると、クリップの口が十分に開かず、浅くしか挟めないため安定性が大きく損なわれます。
現実2:金属部分による「傷リスク」は想像以上にリアル
ダブルクリップの金属部分がスマホの画面や背面に直接触れることで、細かいキズや塗装ハゲが発生するリスクがあります。特に、スマホを裸で使っている人や、ソフトケースではなくハードケースを使用している人は要注意です。
実際の口コミでも、「マスキングテープを巻いたら安心」「傷がつくのが怖くてやめた」という声が複数確認できました。このリスクを軽視して作ってしまうと、せっかくのスマホに傷がついて後悔することになりかねません。
現実3:角度調整の自由度が低い
ダブルクリップはワイヤー部分を曲げて角度調整ができるものの、調整できる範囲には限界があります。特に縦置きと横置きで同じクリップを使い回そうとすると、安定した角度が出せないことが多いです。
また、長時間使用しているとクリップのバネが徐々にへたってきて、角度が変わってしまうことも。この辺りの「経年劣化」について言及している記事はほぼ見当たりませんでした。
実際にダブルクリップスタンドを使っている人のリアルな声
2026年8月にSNSやQ&Aサイトを中心にユーザーの意見を集めたところ、次のような傾向が見えてきました。
ポジティブな声(多数)
- 「思ったよりもしっかり立ってくれて驚いた」
- 「机の上がスッキリした。スタンドを買うほどじゃないけど、手で持つのが面倒なときにちょうどいい」
- 「旅行先のホテルで使った。コンパクトに収納できるのが助かる」
ネガティブな声・不満(中程度)
- 「角度が思うように決まらず、結局専用のスタンドを買った」
- 「重いスマホだとすぐに倒れる。横向き専用かな」
- 「金属部分が当たるのが気になって、結局使わなくなった」
- 「厚めのケースを付けると挟めなかった」
これらの声からわかるのは、ダブルクリップスタンドは「軽量スマホ・裸使い・短時間利用」に限っては非常に優秀だが、それ以外のケースでは不満が生じやすいということです。
100均で買える「ダブルクリップ型スマホスタンド」の正体
こうした課題を解決するために登場したのが、ダイソーの「スマホクリップスタンドL」 です(商品番号:4965534133913)。一見すると普通のダブルクリップですが、公式ページの仕様によると挟む部分には滑り止めの合成ゴムが採用されています。
この合成ゴムのおかげで、スマホを挟んだときに金属が直接当たらず、傷のリスクが大幅に軽減されているのが最大の特徴です。また、クリップの後部にはスマホを立てかけるための形状が設計されており、安定してスマホを支えられるようになっています。
価格は110円(税込)で、通常のダブルクリップ(大サイズで100円前後)とほぼ変わりません。「傷が怖い」「安定させたい」という人には、この100均製品は非常に有力な選択肢と言えるでしょう。
ただし、この製品も万能ではありません。やはり大型で重いスマホの場合、バネの強度には限界があるため、安定性は自作のものと大きくは変わりません。また、厚みのあるケースに対応できるかどうかは、実際に店頭で確認する必要があります。
【比較表】自作 vs 100均専用クリップ vs その他の代用法
ダブルクリップを使った方法を、他のスマホスタンド代用法と比較してみました。それぞれの特徴を把握して、自分に合った方法を選びましょう。
| 方法 | 安定性(軽量機) | 安定性(大型機) | 傷リスク | コスト | 対応ケース厚み | 角度調整 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ダブルクリップ自作 | 〇(安定) | △(不安定) | 大(金属露出) | ほぼ0円〜100円 | ×(薄手限定) | △(限定的) |
| ダイソー スマホクリップスタンドL | 〇(安定) | △(不安定) | 小(ゴム付き) | 110円 | △(やや厚手まで) | △(限定的) |
| 洗濯バサミ | △(やや不安定) | ×(ほぼ不可) | 中(バネ部分) | ほぼ0円〜100円 | △(やや厚手まで) | ×(ほぼ固定) |
| カード(名刺・クレジットカード) | △(瞬間的) | ×(不可) | 小 | ほぼ0円 | 対象外(置くだけ) | ×(固定) |
| 専用スマホスタンド(市販品) | 〇(非常に安定) | 〇(非常に安定) | ほぼなし | 500円〜3,000円 | 〇(製品による) | 〇(広範囲) |
(出典:各製品の公式仕様・ユーザーレビューをもとに2026年8月時点で作成)
この表を見ると、コスト重視・軽量スマホ・短時間利用なら自作や洗濯バサミでも十分ですが、安心して長く使いたいなら、100均の専用クリップや市販スタンドへの投資も検討する価値があると言えます。
自作するなら絶対にやってほしい「傷防止」と「安定性UP」のテクニック
それでも「まずは家にあるダブルクリップで試してみたい!」という人のために、上位記事にはあまり書かれていない実践的なコツを2つ紹介します。
テクニック1:マスキングテープの二重巻き
金属部分がスマホに直接触れるのを防ぐには、クリップの先端にマスキングテープを巻くのが効果的です。ポイントは二重に巻くこと。一枚巻きだと厚みが足りず、テープが破れて金属が露出するリスクがあります。
また、マスキングテープは後から剥がしても糊が残りにくいので、クリップを元の用途に戻したいときにも便利です。色付きのテープを使えば、見た目もかわいくカスタマイズできます。
テクニック2:「輪ゴム」で滑り止め&安定性UP
スマホが滑って落ちそうな場合は、クリップの挟む部分に輪ゴムを1本通すだけでグリップ力が格段に上がります。特に大型スマホの場合、このワンアクションで安定性がかなり改善されるという口コミも複数見られました。
さらに、クリップのワイヤー部分に輪ゴムを巻いて角度を固定するテクニックもあります。これで角度調整の自由度が少し広がり、自分好みのポジションをキープしやすくなります。
ただし、これらのテクニックはあくまで「応急処置」であることを忘れないでください。長期間使い続けると、クリップのバネが劣化してくるのは避けられません。
結局どっちを選べばいい? あなたのケース別おすすめ
ここまでの内容を踏まえて、あなたに合った選択肢をまとめます。
「家にあるクリップで試してみたいだけ」な人 → 自作でOK
- スマホが軽量(約180g未満)で、裸使いまたは薄手のケースを使っている
- 主に横向きで動画を見る程度の使用
- 万が一傷がついても気にならない(または傷防止テクニックを実践する)
この条件に当てはまるなら、まずは手元のダブルクリップで作ってみましょう。コストゼロで試せるのが最大のメリットです。
「傷つけるのが怖い」「安定して使いたい」な人 → 100均専用クリップがおすすめ
- 高価なスマホを使っていて、傷は絶対に避けたい
- 机の上で頻繁にスマホスタンドを使う
- 110円で安心を買いたい
この場合は、ダイソーの「スマホクリップスタンドL」 をぜひ手に取ってみてください。たった110円で傷リスクを大幅に軽減でき、しかもクリップとしても使えるので、コスパは抜群です。
スマホクリップスタンドL(ダイソー)
傷防止ゴム付きで、スマホを挟んでもキズがつきにくい設計。文房具としても使える2WAY仕様が魅力の110円アイテムです。
「がっちり固定して、自由な角度で使いたい」な人 → 市販の専用スタンドを検討
- 大型スマホ(Pro Maxサイズや折りたたみ)を使っている
- 動画視聴やビデオ通話を長時間行う
- 角度調整の自由度を重視する
この場合は、多少お金がかかっても専用設計のスマホスタンドを購入するのが結局の近道です。500円〜1,500円程度の製品でも、ダブルクリップとは比べ物にならない安定性と調整機能を備えたものが多くあります。
スマホスタンド 卓上 折りたたみ
軽量でコンパクトながら、大型スマホも安定して支えられる卓上タイプ。角度調整も自由で、オフィスや自宅のデスクにぴったりです。
スマホスタンド クリップ式 車載
自宅だけでなく車内でも使いたい人には、クリップ式の車載ホルダーもおすすめ。ダブルクリップでは絶対に真似できない安定感を実現します。
ダブルクリップでスマホスタンドを作る前に、あなたの「使い方」を考えてみよう
今回は、ダブルクリップを使ったスマホスタンドの作り方そのものではなく、「作る前に知っておくべき現実」と「より良い選択肢」 にフォーカスしてお伝えしました。
ダブルクリップスタンドは、「とりあえず今すぐスマホを立てたい」という切実なニーズに応える、素晴らしいライフハックです。しかし、それがすべての人にベストな解決策かと言えば、決してそうではありません。
あなたのスマホのサイズは? ケースの厚みは? どこで、どんなふうに使いたい?
たった110円の買い物一つで、傷のリスクから解放され、より快適に使えるかもしれません。あるいは、もう少し投資して専用スタンドを買うことで、毎日のストレスが大幅に減るかもしれません。
「安さ」だけでなく「安心」や「快適さ」も含めてトータルで考える――それが、後悔しない選択をするためのコツです。この記事が、あなたの「スマホスタンド選び」の参考になれば幸いです。

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